ウォークマンWM-F202との出会い!

前回の記事で、わたしは「we are rewindとせつないお別れ」をしたことを書いた。

まだ読んでおられない方は、こちらを先にどうぞ

さよなら、we are rewind・・・

2024.10.22

 

全力で意気消沈してしまったわたし・・・

 

 

そんなわたしの前に・・・

 

 

家族が「これが押入れから出てきたよ」と!

いきなり差し出してきた・・

 

 

 

わたしはそれを見て驚愕した!

(°д°)

 

こ、これはっ!!!!!!!!

 

 

 

 

昔っ!なつかしのっ!!!

あのウォークマンッ!!!

 

 

 

 

家族から詳しく話を聞いてみると、高校生の時に友達と買ったものの、ほとんど使わずにしまっておいたらしい。

 

わたし「えっ??くれるのっ??このウォークマンをくれるのっ??」

 

大興奮しながら聞くわたしに、「うん、いいよ、どうせ使わないし。でも多分、動かないと思うけどね」

 

その言葉を聞きながら、わたしは震える手で受け取った・・

!!!

わたし「レコーディングウォークマンって書いてあるんだけど・・・???」

 

「うん。ラジオが受信できて、なおかつ、録音ができるらしい。どうせ買うならっていいやつにした記憶がある」

 

わたし「へえーーー、そ、そうなんだ・・・」

これらが付属品ね・・

 

 

 

おそるおそる箱を開けていくと・・

 

す、すばらしい・・・・!!

すべて揃っている・・・

 

 

 

 

本体をそっと持ってみると・・・

!!!

お、重たいっ!!!

ずっしりとくるこの重み!!!

ああ、これが全盛期だったあの頃のウォークマンなのかっ!!!!

 

 

 

 

ん?

これはマイク!!

なんと、録音用のマイクまで付属しているとは!

さすがレコーディングウォークマン!!

 

 

わたしは必死でネットを調べまくってみた!

 

そしてやっと当時の広告を見つけた!!

おおおおおおーーーー!!

これよっ!!これっ!!

時代を感じさせる当時の広告!

そしてウォークマン全盛期の勢いを感じる!!

 

じつはわたしはこの当時のウォークマンを手にしたのは初めてなのよ!!

だからもう・・

今の気持ちは・・・・・

 

そう、

初めてコーラの瓶を拾ったあのブッシュマンのような気持ちになった・・

 

 

いや、ブッシュマンは瓶を拾っても、それが本来なんなのかわからずに利用していた・・

だがっ!

わたしはちがう!

わたしはちがうぞっ!!

わたしはこれが何者なのか?

ちゃんと知っているぞっ!!

 

 

そう!!

これはソニーが発明した歴史に残るポータブルカセットプレーヤーなのだっ!!!!

音楽を聴くためのものなのだっ!!!!!

 

 

 

 

大興奮しながら、じっくりとウォークマンを見ていく・・

 

 

 

 

パカッ

!!!!

 

 

すごい!!むき出し!!!!

この前まで、we are rewindを触っていたわたしはびっくり!!!

かっこいいいいーーーーー

メカメカしててすてきぃーーーーーー!!!

(≧∇≦)キャー

 

 

 

ただ・・

 

 

やっぱり・・・・

 

 

 

 

家族が言うようにどんなに使っていなくても、はるか何十年前のもの・・

電池を入れて、再生ボタンを押してみても動かなかった・・

そりゃそうだよね、中のゴムパーツは絶対に劣化しちゃうんだから・・

 

ああ!!なんとか!蘇らせたい!!!

そして、

当時の全盛期の!!

ウォークマンの音を!!!

絶対に聴いてみたいっ!!!

 

わたしはもう必死でネットを検索しまくった。

そして、ウォークマンを修理してくれるショップをやっと見つけた!

そこはウォークマンだけでなく、家電製品一般も修理している専門店で、このWM-F202と同年代のウォークマンを修理している実績がある。

よし!ここに頼もう!!

わたしは早速メールをした。

とりあえず、今わかる状態を詳しく書いて・・

そして、すぐに返事がきた!

「その症状でしたら、修理で治せそうです。費用はおよそ12000円くらいになりますが、よろしいでしょうか?」

と。

12000円・・うん、これが高いのか安いのか、わたしにはわからないけど、とにかく治してあげたい!!

何が何でも、このWM-F202の音を聴いてみたいっ!!!

 

 

わたしはメールに「ぜひお願いします」と返事をして、すぐにWM-F202を大切に梱包した・・

どうか、どうか、元気になって戻ってきてほしい・・・

祈りをこめて・・・・

 

 

 

わたしはそれから数日間、夜もなかなか熟睡できないほど、心ここにあらず状態となった・・

全盛期のウォークマンの音・・・

それはいったいどんな音なんだろう・・・

 

 

 

実はわたしは以前、ネットの販売サイトで「とある口コミ」を目にして以来ずっと気になっていた・・・

 

それは「現在販売中の話題になったあの某ポータブルカセットプレーヤー」を購入した人からの口コミである・・

 

わたしはこのコメントの中で・・

「アナログ音質の謎の楽しさにニヤつく事もない」

いったいこれはどういう意味なのか・・・?

この一文がすごくすごく気になって気になって仕方なかった・・

 

 

 

「・・・謎の楽しさにニヤつく事もない」

 

 

 

「・・・・謎の楽しさにニヤつく事もない」

 

 

謎の楽しさ・・・

 

この「謎の楽しさ」とは、どんな楽しさなのか??

 

そして・・・

 

そして・・・・

 

ニヤつく

 

 

 

 

つまり・・

ニヤリだ

 

 

 

 

 

ニヤリ!!!

 

 

 

わたしも!!!

そうよ!!!!!

 

全盛期のウォークマンの音質を聴いて、謎のニヤリとしてみたいぞっ!!!!!!!!

 

 

 

 

こうして・・

わたしはWM-F202が戻ってくるまで興奮状態が全く冷めないまま、数日間まちわびた・・

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

 

とうとう、WM-F202が戻ってきた!!!

あああ!!おかえり!!!!わたしのWM-F202!!!

 

 

 

 

請求価格は見積価格よりも少し高くなったけど・・

全然かまわないっ!!

 

 

 

 

さあ!!

早速聴いてみよっ!!!

パカッ

 

おそるおそる蓋を開けて、カセットテープを挿入する・・

 

 

そして・・・

 

 

 

震える指でスィッチオン・・

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

 

こ、これは・・・・

 

 

 

ああ、we are rewindの音と全然違う・・・

もっと音が分厚くて、低音が効いていて・・・安定感があり・・・

耳の中で曲が大きく広がっていく・・・・

 

 

こ、これが・・・・

 

 

これがっ!!!!!

 

 

全盛期のっ!!!

 

ウォークマンのっ!!!!

 

音なのかっ!!!!!!

 

 

 

 

 

・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あああ・・・

 

 

 

 

 

わたしは・・・・

 

やっと・・・・

知ることができた・・・

 

 

 

そうよ、あのコメント通りだったわ・・・・

 

 

 

自然と口元がニヤつく・・

 

そう

ニヤリと・・・ね・・・

 

 

 

あああああああ!!!

これが、これが!!

ウォークマンの音なのかっ!!!!

 

 

we are rewindの音も、もちろん素晴らしかった

でも、ウォークマンの音とはそもそもジャンルが少し違う気がする

 

 

紹介したコメントのように「現行販売されている話題の某プレーヤー」の音は・・

そう、we are rewindのような現行販売中のプレーヤー達ってまさにこのコメントのような感じなのよ。

クッキリ!ハッキリ!それは確かになんとなくデジタル音に近かった感じがする。

 

それに対して、ウォークマンの音ってなんていうか・・・

鋭くないのよ!

つまり、逆に解消度が低くて、少し丸みをおびている感じ・・

で、それなのに低音がかなり効いていて幅を感じさせる、

そして、それがね、すごく聴いていて優しくて心地いいのよ・・

 

 

ああ、今になって、やっとこのコメントの意味がわかったような気する・・・

そして、わたしは今、実際に・・・

 

「アナログ音質の謎の楽しさにニヤリとしている」

 

 

やっぱり全盛期のウォークマンの音は素晴らしい・・・

 

 

そして・・

「we are rewindとせつないお別れ」をしたわたしの心の穴を完全に埋めてくれた・・・

 

ありがとう・・・・本当にありがとう・・・

( ノД`)

 

 

 

それからというもの、外出する時は大好きな曲を入れたテープをWM-F202に入れて持ち出すようになった・・

家族と一緒にクルマで足湯に出かけた時も、自分が運転しなくてもいいことに窓の外とWM-F202を交互に見ながら、ひとり後部座席でニヤリとしている日々を送るようになった・・

 

 

ああ、本当にありがとう~~

WM-F202!

わたしの元にきてくれて!

これからずっと仲良くしようねっ☆

 

こうして・・

わたしは「昔のアナログの名機」に関心が向くようになっていった・・

 

そして、

それは、次の大切な大切な出会いに再び繋がっていくことになる・・

 

 

それはまた次回に・・・ね。

SONY CF-1775との出会い!

2024.11.16